こんにちは。ライターの小野瀬わかな(@wakana522)です。

突然ですが、みなさんは「こんな初歩的なミスを、編集さんに赤入れさせてしまったあああ(お手数おかけしてごめんなさい)!」「上司に一度指摘されたことなのに、またやってしまったあああ(同じことを言わせてごめんなさい)!」みたいなこと、ありませんか?私はあります。

昨年末から、佐藤友美(さとゆみ)さん(@SATOYUMI_0225)のライター講座を受講しているのですが、毎回超実践的かつヘビーな課題に取り組みながら「理解していたつもりでも、完璧に実践できるまで習慣化できていないな」と痛感する日々です。

ということで、自戒を込めてセルフチェックリストを作成しました。せっかくなので共有してみます。

記事を書く前に

□誰に、何を伝えて、どうなってほしい記事なのか?
□媒体が読者と築きたい関係性を理解しているか?(憧れなのか、共感なのか、笑わせたいのか)
□ライターの立ち位置(役割)を理解しているか?(共感なのか、切り込んでいくのか、高低差をつけるのか)
□その人のパーソナリティに焦点を当てた記事なのか、行為や専門性に焦点を当てた記事なのか?(削ぎ落とし)

タイトル

□具体性はあるか?
□読みたくなる(クリックしたくなる)タイトルか?

リード

□最初の2,3行、面白い?(「他人の文章を読むのは疲れる」という前提に立つ)
□「あ、これ私のことだ」と読者が自分ごとになるリードになっているか?

本文

□構成に大きなうねりはあるか?
□キーメッセージが印象に残りやすくなるエピソードや理由は書かれているか?

全体

□相場観に合わせた表現を使っているか?(読者は何が当たり前で、何を知っていて、何を知らないのか、何に驚くのか、何を知りたいのか)→ペールカラーというのか、ミントグリーンというのか
□重複していないか?(形容詞や動詞は、SEOで狙っているキーワード以外同じ言葉を極力使わない)
□「なにかを言っているようで言っていない文」になってないか?
□1文が長くなりすぎていないか?(目安1文40w。接続詞をうまく活用する)
□分かりにくい言葉、認知度が低い言葉を使っていないか?
□競合との差別化は意識できているか?(媒体らしさ)
□根拠を明示したほうがいい意見は具体的な数字やデータを用いているか?
□読者は「」内を読む。セリフは、その人にしか言えないセリフになっているか?
□地の文は、本当に必要な言葉だけを使っているか?
□ビッグワードや抽象的な表現を使っていないか?固有名詞を使って情景が湧く文章にする
□指示語(こそあど)はひらく
□(媒体による)ライターが黒子として機能しているか?
    ・評価するような表現を使っていない?
    ・読者を低く見積もるような表現を使っていない?
    ・ライターの存在感が出すぎていない?
□強い言葉、時代と合っていない言葉を使っていないか?(旦那、主人、ジプシー、など)
□読者やインタビュイーに嫌な思いをさせる可能性がある言葉を使っていないか?→解釈が生まれる表現を極力しない。余計な敵をつくらない。小骨を抜く。
□誤字脱字はないか?正しい日本語を使っているか?並列関係はきちんとしているか?(格を揃える)

「ライターとは、読者に一番伝えたいことを一番伝わる言葉に”翻訳”する仕事」

これは、さとゆみさんが初回の講義で仰っていた言葉です。

ライターが達成すべきゴールは「読者に一番伝えたいことを一番伝わる言葉に翻訳して届け、読者の態度(思考)を変容させる」こと

笑いが止まらない体験記、涙が出るほどエモいエッセイ…個性がドバドバと溢れる文章を読むと憧れたり焦ったりすることもありますが、作家やブロガーと違い、ライターに個性は必ずしも必要なものではありません。

それよりも、「間違っていないこと」「わかりやすいこと」「最適な言葉に翻訳すること」を徹底する姿勢が、ライターに最低限求められていることだと思います。

「個性は必ずしも必要なわけではない」けれど、言葉を扱っている以上、書き手の人柄は滲み出るなあと感じています。

私はさとゆみさんの著書や記事を拝読するたびに、並々ならぬ愛を(勝手に)受け取っていたのですが、実際にお会いしても、やっぱり”人類愛”みたいなものに溢れているお方でした。

読者に、インタビュイーに、編集者に、その周りの人たちに、どこまで想像力を働かせながらどの立場で言葉を選んでいくのか。

「在り方」もまた、ライターとしての仕事を大きく左右する大切なことなのだと学ばせていただいています。

というわけで引き続き、自分にできることを誠実に着実に積み上げながら頑張っていきたいと思います!

このメモが、わたしと同じように「書いて生きていきたい」と思っている方のお役に立てるものだったら嬉しいです。

↓さとゆみさんの愛を感じる一冊